Flat School Desk

epoxy: なかむらしゅうへい
material: アンティークスクールデスク、エポキシ樹脂
幅600×奥行き400×高さ650

実際に小学校で使用されていたスクールデスクの天板に、カラーエポキシ樹脂を流し込むことで、1点1点異なった表情を見せるスクールデスクが生まれました。そもそも、小学校の机といば、防災頭巾や手提げかばんなどで、形は変わらないまでも、いろいろなオプションで、いつの間にか個性を帯びその人色に染まっていました。この計画ではそんな様々な表情を色に置き換え再生させました。それによって、当時の淡い思い出の輪郭を天板と共にエポキシで記録しなおしました。

この作品は、FlatProjectシリーズから生まれました。
本来フラットでなくてはならない、部位が経年変化や施工誤差によって凹凸が生まれます。その凹凸を半透明なカラーエポキシでフラットに戻す。そのとき、その凹凸が色の濃淡に転換され、深いところが濃く、浅いところが透明。つまり海の色の濃淡と同じ表情を生み出します。

このスクールデスクでは落書きによる凹凸などが天板上で色を変化もたらすことに加え、形態上、もともと角丸の天板角部を直角にすることで、角に濃いエポキシの固まりが生まれ、その角同士を繋ぐようにエポキシが線をなし輪郭を強くなぞり記憶を封じ込めます。

そして、忘れてはならないのは開発を共に行ってきた特殊塗装なかむらしゅうへい氏による職人技だ。
完全一品モノ。二つとして同じものはない「一期一会」プロダクトである。