aoki-kabe renovated

所在地:   東京都渋谷区
主用途:  模型棚・パーテーション
竣 工:  2003年1月
担 当:  當間 一弘
撮影:  小木壮介

以前スキーマで設計・施工した青木壁を事務所の引っ越しに伴い、移設することになり,ついでにリノベーションを行ってみた。リノベーションとはいえ、置く場所が以前より60cm広くなったため、その60cmのみを計画しリノベーションを行ったのだ。

「『努力』なんて書いてあるのがいいんじゃない」という、青木さんのジョークから計画は始まり、勘違いの掛け合いが繰り返された。結果自称「現代の床の間」がその60cmの中に生まれた。

どんなキャンバスに「努力」という文字を書かせるべきか?
う~ん、やっぱり「努力」ってことは習字かな?
習字って事は「床の間」?
と。

こんな半ば投げやりな文脈をたどりながら計画された床の間には花の代わりに潜望鏡が取り付けられた。そこを覗くと青木さんの席が覗ける(!?)とも考えたのだが、元々この棚自体が作品ともいえる模型を飾る台であることから、ポジフィルムを入れられるように考えた。つまり、完成写真や構想中のプロジェクトの写真などを飾ってもらえればと考えたのだ。また、床の間には決まって書道が飾られるものだ。ここではその代わりに青木さんの書道がプリントされた家具を製作し床の間の真ん中に設置した。

「声来枕上千年位 彩落盃中五老峯」

と書かれたその棚は事務所のエントランスを入ると正面に位置する。