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999)002 KATO
017 plantation
所在地:
東京都港区
主用途:
店舗
竣 工:
2003年4月
床面積:
188.17m2
協 力:
増田 啓介
プロデュース:
IDEE
撮影:
Nacasa & Partners Inc.
「舞台と舞台裏、そして客席」
洋服をつくり、それがお店に並んで人々が出会う。そういう一方通行な洋服屋のあり方に疑問を持っていた。 青山という街を闊歩し、様々な情報を身にまといながらふっと立ち寄るお店。それをひとつの舞台に例えるならば、お店に並ぶ洋服達も、そのあいだを歩きまわる人々も、その前を通り過ぎる人たちもそれぞれがそれぞれの物語をいろどる出演者たちなのではないだろうか。そして、そこで生まれた物語が、次の新たなクリエイションの序章となって、まだ見ぬシナリオが織りなされてゆく。そんな場所をつくりたいと考えこの計画を行った。
そういう意味では、この場所は舞台であると同時に、次なる舞台への舞台裏でもある。 舞台と舞台裏、そしてその前を通る人々。この関係が、あたかも劇中劇のように青山のストリートの一角に繰り広げられる。そんな姿を思い浮かべた時に浮かんできたのが、建物(スケルトン)と内装(インフィル)のスキマの空間を利用することだった。建築的な事情で生まれてしまうこのスキマの断面を、ショーウィンドウのガラスでばっさりと切り落としてみた。こうして生まれた建築的な舞台裏を、お店の機能としても、まさに舞台裏として使うことにした。そして、商品としてディスプレイされた洋服たちと壁1枚はさんで、いっしょに街に並ぶ。
建築を考えること。青山という街とそこにいる人、そしてそこに置かれる洋服たちの関係を考えること。つまり、それらが循環したときこのデザインは生まれたのだ。この場所が、さまざまな青山でおこる物語を育みながら成長してゆく、そんな文字通りプランテーションのあり方を考えた。
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