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999)002 KATO
022 haramo cuprum
所在地:
東京都昭島市
主用途:
賃貸マンション(29)
店舗(7)
竣 工:
2004年3月
延面積:
1627.78m2
協 力:
都留建築設計スタジオ
担 当:
坂東 幸輔/高本 貴志
撮影:
小木壮介
これは東京の西、青梅線の中神駅という非常にローカルな駅前での計画だ。この建物が出来る前は、いわゆる郊外型特有の駅前の空洞化が進んでいた。一応お店の構えはしているものの、かなりの店が日中でも入り口を閉ざしたままで非常に寂しい商店街であった。ただ、幸いこの商店街は距離的にそう長くはなく、すぐに主要道路につきあたるため、自動車社会にもなじむことができる場所にはなっていた。
この計画ではそんな敷地に賃貸マンションと店舗の複合型ビルをつくった。地上~3Fまでを店舗、4~9Fを単身者向けの賃貸住宅という構成である。また、この敷地は、都市計画道路内に敷地があり、その範囲内が2Fまでしか建てられず、さらに奥に絶対高さの異なる用途境界があり、手前が9F奥が5Fまでしか建てられず、結果高さの異なる屋上が3つ生まれた。地域柄、都心のデザイナーズマンションなどとことなり賃料も低いため、贅沢な空間を一室一室に与えることは出来ず、ほとんどの部屋が機能的に過密な状態にならざるを得なかった。そこで、その個室の過密度を和らげるために、放置しておけばただの裸地である3つの屋上を、有効に利用することを考えた。3階屋上はカフェを隣接させその場に芝を植え、屋上庭園にし、共有のリビングとしてこのビル利用者皆が気軽に使える場とした。9階の屋上はオーナー家族が花火を楽しむ場としてかんがえ、塔屋を設けエレベータを屋上まで直結した。6階屋上はこの建物内で唯一のメゾネットタイプであるため、周りから覗かれない造りにし、プライベートガーデンとして計画した。このように賃料を取れない屋上共有部分を最大限利用することで、このビルに付加価値、豊かさを生み出すことを試みた。
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