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2007年03月19日
卒業設計日本一決定戦2007
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| 先週の日曜日に仙台メディアテークまで足を運び卒業制作日本一決定戦を見てきました。よく、記事を書かせていただいているCAD&CGの取材班としていってきました。会場には100作品が並んでおり、見ごたえ満点。さらに熱気に包まれた日本一決定戦も観戦してきました。審査委員も顔なじみが多く、僕は審査員でもないのに話を聞きながら「いや、違うだろ!」とか勝手に思いながら楽しんで観戦してきました。 |
作品の感想としては全般的に「表現がうまい」という印象でした。即戦力になる力量を持った学生が多く「是非、スキーマに!」って名刺を渡したくなるくらいでした。ただ、その反面、根っこがないというか、テーマのぼやけた作品が多かった点が気になりました。卒業制作というのは、それまでの課題が与えられたテーマに取り組むのに対し、自由課題で建築を通して初めてテーマから敷地まで自分で設定できるものですから、もっと、その部分でのオリジナリティがほしかった気がします。そして、社会にメッセージを投げかけてほしかった。 というか、そのような作品はあったんですよね。ただ、その辺に悩むとそこで時間を費やしすぎ、作品の完成度が落ちるため、先生方の目に届くところまで至らず、埋もれてしまいがちで、むしろ、共通意識、共通言語の上にきれいに構成してゆく作品の方がわかりやすく見ている側の意識になじんでゆくため、そのような作品の方がついつい評価が高くなる。これは建築界の余裕のなさの現われかもしれません。 だから、僕は先生方に言葉にならず、もがいている作品を皆で論議し、新しいテーマを皆で拾い上げるくらいのことを期待します。 もちろん、100作品もあると一瞬でそこまで読み取ることが難しく、ついつい出来上がりの完成度で評価してしまいがちかもしれません。しかし、先細りな建築界において「一つ一つ大切に小屋を造る」的な堅実な考え方もそうですが、「不透明な社会全般に対して建築家がどんなアプローチを示せるかを問う」強気な姿勢を喚起する姿勢を先生方にもっていただきたい。また、翌年を楽しみにしています。 あ、そういえば、CAD&CG7月号では落選作品を中心に記事を作ろうと思っています。また、その時は紹介させていただきます。 |
投稿者 sschemata : 2007年03月19日 11:45