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2006年01月27日
kato-2(4)「内見」
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| さて、前回のkato-2(3)に続きです。今回は既存物件の内見を通して見えてきた物件の特徴を簡単に記します。まだ、前の住人の方がお住まいの中、無理行ってお邪魔させていただきました。 |
さて特徴ですが、今回はまず難点から話します。 この手の集合住宅としては僕にとって目新しくもあったのですが、この建物は壁式構造で出来ていたのです。壁式構造は壁量が増える反面、柱、梁の凸凹がなく容積的には無駄がなくなります。ただ、それは「LDKを基本とした場合の効率性」という価値観の元では有効ですが、昨今のように時間軸を想定した家族の変化を考える時代においてはその強固な壁が中々手強い存在になります。 これは24年前の建物ですが、やはりこの時代は「成長」以外の変化に対して社会全体があまり感心を寄せていなかったのではないかとも思います。 また、限られた建物の高さの中にどうしても4層入れたかった売主側の事情もあるかもしれません。壁式であれば、凸凹がなく、スラブ間の高さを最大限有効に想定できます。実際、バスルームやキッチンが集まる部分だけ配管を想定し、二重床にしているものの他の居室部分では直接スラブにフローリングが張られている特殊な事情を見るとそういった解釈も出来ます。 いずれにせよ、この時代の物件は効率性重視で、LDKを絶対基準にし、あまり変化を想定しない時代だったのでしょう。 ただ、バブル後、「家族というのは変化する」ということに皆がうすうす感づき、計画者は当然ながら「変化」というものを想定するようになっています。当然、我々の提案も少し変化球を付けその想定をします。「新婚生活から始まって、子供が生まれ、子供が去ってゆく」一般的ではありますが、その一般的なことをこの強固なプランの中で想定するのは中々難しいですがそれを試みます。 次回は良い点をおはなします。 |
投稿者 sschemata : 2006年01月27日 00:36