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2005年09月12日

青森県立美術館を見て<前編>

日記+長坂↓
from nagasaka
2005.09.12
青森県立美術館を見て<前編>
土日を使って、青木さん設計の青森県立美術館をまもなく竣工ということでお誘いをいただき内覧会に行ってきました。非常に感動しました。この物件、私の大学のクラスメートの西澤徹夫(以下テツヲ)が担当したということもあり、「青木さんスゴイなあ」というよりも「う、やられた」というのが正直なところ。悔しいですが、非常にいいモノを見せてもらいました。さすがに大作ということで二回に分けてアップします。




最後の大きなコンペといわれたこのコンペを青木さんを勝ち取ったのが6年前。その頃、青木事務所に入ったテツヲは早速青森美術館要員として配属され、その後、青森に旅たった。それから、実際はかなり年月が経ったであろうが気が付いたら完成していた。

我々スキーマのメンバーは前日夜中から車を走らせ、約7時間、予定よりも早い12時頃に現地に着いた。駐車場に車を止め、現地に歩いているうちに白い塊が目に入ってきた。巨大である。そして、変な窓。「狙いすぎじゃないか」と心の中で思った。取り急ぎ、受付のスタッフに挨拶をし、1時間ほど待合室で待つことになった。そのため、案内前のテツヲと直接話が出来た。「5年の成果」を問われる機会でもあり、そのとき、彼は非常に緊張していた。いきなり、言い訳を言ったり、ソワソワしている。そうこうしているうちに続々と同世代の建築家が集まってきた。おそらく、二百人くらいいたのであろう。その様子を見ていたせいか、それともこれから巨大なものを見るせいか、よくわからないが僕も緊張してきた。


さて、1時半。内覧会が始まった。集合場所の裏側がメインエントランスになっていて正反対の位置までぐるっと歩いた。「う~ん。ヤハリ窓が変!」依然その感想は変わらない。そして、中に入った。中に入ると狭いエントランスホール。「エントランスを仰々しくしたくない」とのテツヲの説明があったが、やはり「狙いすぎじゃないか。」という感想は変わらない。それで中に入った。思わず「うわ~!」僕も含め、皆が期待通りの声。この時点で先のエントランスへの感想は訂正していた。


その後、B2およびB1を回遊する中、コンペのときの青木さんのスケッチから生まれたダイナミックな白と土のかみ合う空間を体験し、興奮状態。途中色々変更があり隙間が中途半端になったなど変わったところもあるのだろう。でも、僕にとってはこの質の空間を体験することが始めてで、その差をどうこう言う視点すら持ち備えていない。とにかく、面白い。また、そのボリュームに取り付く階段、照明、サッシュなどディテールもすごい。部屋の用途、天井の高さによって統一できないのであれば統一できないなりに統一感を設定している照明計画。開口部がそれぞれまちまちであるため、部分的に無目が入ったり、構造上ドアの枠が出たりと統一が図れないのであれば最初から統一しないという開き直り。どうやら、同じ形状の枠はないらしい。階段部も構造上必要となるジョイント部を意匠上のリズムに変換。とにかく気持ちがいいほど既成の考え方を打ち壊してくれている。これも最初の青木さんのスケッチが導いているのかもしれないが、それに対する答えも気持ちがいい。



では、続きは明日!

投稿者 sschemata : 2005年09月12日 19:39

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