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2005年09月09日
永山 祐子
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| ずいぶん難しいことを「書く」なんて言ってしまったものだ。しばらく前に、永山さんからお誘いをいただき、永山さんを主賓にした、座談会に遊びにいかせてもらった。この手の会としては珍しく居心地の良い会で楽しんで帰ってきた。その勢いで永山さんのサイトのbbsにお礼を兼ねて「うちのサイトで感想書くね」なんていってしまい、引くに引けなくなり、今日このタイトルでテキストを書くことになった。 |
永山さんとはかれこれ10年くらいの付き合いになるのだろうか。大学のときに建築事務所であるシーラカンスのバイトで知り合ってからの関係だが、これまで色々と遊んだり、仕事してきた同世代同業種の仲良し仲間だ。そのため、色々永山さんの作品は見てきたが、いざそのへんの感想をまとめて書こうとするとなかなか感想がまとまらない。もともと、同業種作品を語るのは難しいものだが、こと永山さんのものは感覚的には理解できるのだが、なかなか言葉にするのが難しい。そんな苦しいところだが、とにかく、がんばりすぎてラブレターみたいにならないよう書いてみたいと思う。 その会というのは同世代の身近な仲間がfooというビルのフリースペースに集まり、永山さんが偏光フィルムを利用して作った「ルイヴィトン京都大丸店」ファサードでロレアル賞という賞の奨励賞を取ったというので、その際に作った映像を含め永山さんの青木事務所卒業後、4年分の作品をスクリーンに映しながら、ぺちゃくちゃ語り合う会だった。その会、ライフアンドシェルターのお二人、pointの長岡君、isshoのお二人、永石くん、磯さん、寺田さんなどなど顔見知りばかりが集まり、リラックスした雰囲気の中、色々永山さんの作品を中心に話がされた。改めて永山さんの作品の説明を本人から聞いているうちに10年くらい前に見せてもらった作品を思い出した。 大学の頃、永山さんの作品をポートフォリオなどで見せてもらったことがある。(その内容の一部が上でのせている画像)その頃僕は、これをどのように見るものなのか正直見方を困っていた。「ここはこうでね。こう見えるんだ。こんなのあったら面白いでしょ?キャハハ」なんていわれて。ぼくは「え?こんなのってどんなの?そんなこといわれても、これが建築の作品?それとも写真としてみるべきなの?どう見ていいんだよ!それを楽しそうに話している君自体は面白いけど、その作品自体は俺にはよくわからん。」なんて思っていた。でも、見せてもらった作品郡を通して初めて10年前に見せてもらった作品の意味や本気度合いがわかった気がした。 そこにつながるきっかけが、その会では印象的なコメントだった「映像に嫉妬する」という話で、どうやらめまぐるしく、且つ自由に展開してゆく「映像」に対して日頃から興味を持ち、その自由さに嫉妬すら覚えているというのだ。その話を聞いて一瞬「あ、そういわれてみると、ルイヴィトンだけではなく他の作品にもその感覚が共通に表れている」と思って納得し帰ってきた。
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投稿者 sschemata : 2005年09月09日 02:28
コメント
感想嬉しいです。第三者からの言葉は自分では気付かなかった事に気付かされます。自分の学生時代の作品をみると根底にあるものは今となんら変わっていない気がします。でもあの時はそれを表現できるツールがあまりなかった。今は筆の種類も色の種類も増えた感じ。やっと自分の思いをある程度忠実に描けるようになった気がします。「絵本の展開」っていう言葉にグッとときました。私は昔から将来絵本を作りたいと思っています。この言葉で、もしかしたら建築で作れるのかしらとワクワクしています。思い出した映画が「ラ・ジュテ」。静止画で作られた映画に一瞬だけ動画が入る。その緊張感がとても好きです。あんな建築つくりたいな。
投稿者 yu : 2005年09月16日 12:24
そうだね。「ラ・ジュテ」は見てないけど、その「一瞬の動き」が祐子ちゃんの建築の場合、きっとヒトなんじゃないかな。いつも祐子ちゃんの建築を見ていると、ヒトに対するモノの距離感(モノに対するヒトの距離感の方が的確かな?)が第三者的な位置から見ていると面白い。安易に交わらせない感覚が好きだな。
でも、良かった。喜んでもらえて。この3回ヒトの作品のことを勝手に書いていて、少しいたたまれない気持ちになっていたので。
投稿者 joujou : 2005年09月16日 17:08