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2005年08月23日

見積開始

現場レポート+haramo-2↓
from nagasaka
2005.08.23
見積開始
先週末、ようやく実施設計をアップし施工業者8社に見積もりをお願いしました。さすがに我々もへとへとでしばらくこの日記のアップを怠りましたが、今日から再開です。よろしくお願いします。また、お盆の代休を交代で採るつもりで、まずは担当の元木君が先行し休みをとっているため、haramo-2のレポートを僕が変わりに書きます。そうそう、上の写真は最近作った模型でオープンデスク中林さんの力作です。


さて、今週は見積もりに関してお話します。今回、少し見積もりの取り方で工夫をしています。本件、何度もいうように地域柄非常に建設コストが問題になります。というのも、賃料相場が都心に比べて非常に安いのです。たとえば本件のAタイプですが、占有面積が駐車場にも使えるガレージ面積込みで約90m2(内室内面積:60m2)ほどあるのですが、賃料は約11万円と都心では考えられない金額です。その信じられない加減がそのまま建設コストにひびいいてきます。したがって、この地域ではデザイン性を上げることや、駐車場を躯体内に取り込むことが禁じ手ともなっているのです。実際、大手のデベロッパーや都心で活躍するデザイナーズマンションプロデュース会社はこの地域に手を出さないことがそれを証明しています。

かといって、地域の人はそれで満足はしません。雑誌、テレビなど、見ているものは当然都心と同じでデザインされたマンションを知っています。また、郊外だからこそ車は必須なのです。車を趣味として楽しみたいのです。他にはガーデニングや日曜大工など都心ではスペースの問題でなかなか自由にならないことこそ、この郊外では出来るのです。

そこで、我々は「果たして、その地域賃料相場とクオリティーの間にわずかでも余地があるのか」という実験をこの物件で行っています。そのために、見積もりの取り方も一方的に図面を押し付け、それを施工業者一つ一つはじいて合算し、その金額を比較し施工業者を決める一方通行的なやり方では納まらないだろうと考え、一般的な見積もり後、想定内に収められるであろう業者の中から2~3社選定させていただき、その後2~3週間掛けてミーティングを繰り返し契約条件をお互いがお互いの手の内を見せてより合理的な条件にまとめ上げ、その中から一社設定するつもりです。

はたして、この見積もりを最小単位まで分解する方法が、良い結果を結ぶかどうか我々にとって実験です。ただ、一方で我々が行う内装設計ではほとんど見積もりを分解しつくします。もちろん、小規模であることから可能ということもありますが、モノを作るという純粋な視点としてはその方が余計なところに神経を注ぐことなく、気持ちが良いのです。また、このharamoプロジェクトの今後のことも考えると地域柄一度かっこたる方法論を確立しておきたいというのも施主、我々設計側ともどもあるわけです。もちろん、事業計画やデザイン性も同じことはいえ、その辺も時期をみてお話させてもらおうと思います。

では、いきなり長くなりましたが失礼します。

投稿者 sschemata : 2005年08月23日 11:18

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