NEWS

« 完成予想図を少し描いてみました。 | メイン | 日記+澤田 »

2005年07月21日

富弘美術館を見てきました。

050721.jpg
日記+長坂↓
from nagasaka
2005.07.22
富弘美術館を見てきました。
日曜日に群馬に行く機会があり、前から行ってみたかったヨコミゾマコト氏設計の富広美術館に足を伸ばして行って見た。この富広美術館だが、かなり型破りな美術館で、ホワイトキューブという美術館の定式化されたスタイルを完全にひっくり返している。径の異なる、そしてテクスチャーも異なるシリンダーを微妙に重ね合わせながら複数束ね、それを正方形の型でくりぬくという明快な空間構成になっており、ホワイトキューブに変わるユニバーサル性を志向し計画した建築である。また、その明快な空間構成は順路というこれまた定式化された美術館の動線計画をも覆し、「ランダムアクセス可能なシーケンシャル」さをもつ動線が生み出されており、個々に自由な順路を楽しむことが出来る。




・・と、ここまでの話はやはり雑誌などで直接ヨコミゾさんの説明を読むのをお勧めしたい。ぼくはそういった話とはまたちょっと違う視点で発見があり楽しめたので、その辺の話をしたい。

筒状の空間自体は、意外にも、あまり違和感がなく、あえて言うなら筒状の壁に沿って連なる人の列が四角より「行列」感が出て、ちょっと滑稽で面白かった。しかし、僕が一番興味を持ったのは、互いの筒が重なり合い開口部になっている部分だった。なんと自分が立つ円の内部から隣の円の中を覗くとその開口部分が鏡の中のように見えるのだ。非常に不思議な感覚だった。その理由として開口部が二つの筒の壁が鋭角に交わって出来ているため、その部分に厚みがないことが上げられると思う。また、通常距離感をパースペクティブなどで認識しているところ、円という見慣れないものによってその感覚が狂ってしまうのも原因であろう。それから、きっと壁に沿って照明があるため開口部の先が手前の壁に比べて鏡の中の暗さに似てそのように感じたのかもしれない。とにかく、いろいろな現象が重なってその不思議な体験が得られたのだった。ただ、もしかするとテクスチャーを個々の部屋で変えずに均質であったら、(ヨコミゾさん本人は当然望まないであろうが、)もっとその現象を面白く体験できたのではないかと僕自身はテクスチャーの違いが鼻に付いただけにそんな不満も残った。

とにかく、書き出したら切がないほど、好きな部分も嫌いな部分も含め色々と考えさせられた建築だった。ヨコミゾさんといえば、芸大の14代前の先輩で学部4年のときの課題でゲストクリティックとして学校に来てもらい公表をいただいた経験があり、何となく近い存在に感じており、今後も機会があれば色々作品を見せていただきたいと思ったのだった。

ヨコミゾマコト

東村富弘美術館新築工事


投稿者 sschemata : 2005年07月21日 23:41

コメント

今日からオープンデスクをさせていただく、澤田です。
明日からジワジワ攻めいくのでよろしくお願いします。

投稿者 澤田 : 2005年07月25日 21:45

コメントフォーム




保存しますか?


薬局カウンター↓
pharmacy.gif
ガラステーブル↓
FFT.gif
 
Copyright (c) 2003-2008 Sschemata Co., Ltd. All Rights Reserved.